デジタル変革の最前線:自治体DXとリスキリング、そして河野大臣のメッセージ

先日開催された展示会「第4回デジタル化・DX推進展」にて、自治体のデジタル変革やリスキリング、そして河野太郎デジタル大臣の講演など、興味深い話を聞く機会がありました。今回は、特に印象に残った公演についてまとめます。


1. Google Cloudによる自治体DX:情報過疎化を防ぐ

「Google Cloud による自治体と共に歩むデジタル変革」という公演では、自治体DXの事例を紹介していました。特に印象的だったのは、ある町長の「人口の過疎化は進んでも情報の過疎化は絶対に避ける」という言葉です。これは、デジタル技術を活用して、地方でも都市部と同等の情報アクセスやサービス提供を実現することの重要性を示しています。

Google Cloudは、ガバメントクラウド向け特別料金を設定するなど、自治体DXを積極的に支援しています。50代、60代でもスプレッドシートを使いこなす姿は、デジタルリテラシー向上の重要性を改めて認識させられました。

2. ノーコード思考と生成AIでDXを加速:デジタルネイティブ世代に注目

「現場DXの未来はノーコード思考!と生成AIの活用 〜デジタルネイティブ世代に注目〜」では、デジタルネイティブ世代の台頭とノーコード・ローコード開発の重要性を指摘しました。また、2029年以降の新卒は、プログラミングが当たり前の世代となります。なので、今のうちから我々も学んでおいたほうがいいなと改めて感じました。

欧米では、システムの内製化が進んでおり、既存のシステムでは足りない部分を自分たちで補って使用しているということでした。ここに関してはGoogleの既存アプリとGoogle Apps ScriptやAppSheetを組み合わせて使っている我々の取り組みとにているなと感じたと同時に、
「我々は欧米型だったのか」
という気付きも得ることができました。

リスキリングでDX日本一:中小企業でもできる!
「田舎企業がIT人材ゼロからDX日本一へ ~リスキリングの成功~」では、IT人材ゼロの状態からリスキリングによってDX日本一を達成した事例の紹介がありました。ポイントは、社員の自発的な学習意欲を高めること。パーパス、数値戦略、会計思考の3つの軸を持つことで、社員は主体的に学び、DXを推進できるようになります。
ここも自社との共通点を多く見つけることができ、今後の自信にもなりました。

河野大臣のメッセージ
河野太郎デジタル大臣は、マイナンバーカードの普及やAIの活用など、日本のデジタル化の遅れを指摘しました。現役大臣ならではの視点のお話が多く、とても興味深いものばかりでした。特にAIで自社のビジネスモデルをどう変えるかという議論が日本で起こるだろうか?というお言葉は日本全体で考えるべき課題だなと痛感いたしました。

以上が今回私が見た講演の概要でした。
今後間違いなく鍵になるのはAIとの付き合い方になる気がします。
ここを意識したセミナーも考えないとなと感じた今日このごろでした。

木下 慶太郎

木下 慶太郎KINOSHITA KEITAROU

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法政大学経済学部経済学科卒業後、現在のヒカリシステムに入社。

最近体重が人生のMAXに到達しました。

なので自転車通勤をはじめました。

でも、痩せません。助けてください。

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